星矢の映画は全て映画館で観ている勢です。
いやー面白かったよ!どんな改悪されてんのかとちょっとびくびくしてたけど、すごく良かった! もっと評価されるべき。ネタバレありです。
時間的に吹き替え版しか観れんかったけど、星矢以外はみんな声優さんで安心して観ていられる。真剣佑は本人アフレコで、普通の会話のしゃべりが朴訥としてて、ちょっと気になるところはあったけど、許容範囲。
真剣佑が星矢にしては美形すぎるのだけど(彼は億泰じゃなくて仗助だとあれほど…4部の映画観てねぇけど)、違和感なく観られました。
ネトフリ版とちょっとかぶってるような設定もあり、まぁネトフリ版は1話しか見てないんだけど、実写にするならアリな変更かなと。原作は星矢たちに人権ないし(いやマジで)、ここは変えてもらってOKです。
冒頭アイオロスVSシュラで始まるの嬉しかった。名前一切出なくても聖衣の形で誰だか分かる。
魔鈴さんがとても愛のある師匠。あの人原作では8歳の星矢にマジで死ぬほどのことやっててガチの鬼なんだけど(笑)、すごくかっこよくて素敵な師匠だった。声ずっと佐倉さんだと思って観てたのに、瀬戸さんだったのびっくりした。
地下格闘技場で戦ってる星矢なんだけど、相手がカシオスだったの予想外で「え?」って声出てしもうた。考えてみれば、最初に星矢と戦うのはカシオスで当然のはずなのに、なんで驚いたあたし。なんかカシオスのタトゥーに蛇使いの模様入ってるって聞いたんだけど、全然わかんなかったっす…。
Ωのときみたいに、聖衣はペンダントに形を変えておりました。持ち運び楽ね。
星矢が初めてペガサスの聖衣纏ったとき、服も変わったの「わぁっ」てなった。アニメ版だなぁ。肩と胸当てのパーツしかないのも初期っぽくて良かった。のちに聖衣の形が変わるのも良かった。星矢の成長とともに聖衣も応えてくれるっていうか。
グラードの傍にいる浪川声の奴が誰か分からず、「これ誰?」って思いながら観てて、一輝(ここではネロ)だと分かった瞬間「こうくるのかぁ!」って。幻魔拳ああなるのね。グラードが“アテナが人類を滅ぼす”って思いこんでるの、もしかして幻魔拳の影響受けてんの? って思ったんだけど、どうなんだろう?
シエナ(沙織)はアテナとして覚醒して見た目が変わるんだけど(アニメの色になる)、あの髪の色似合ってなかったね。シエナのままの方がかわいかった。
シエナの声が潘めぐみさんなのは大正解。35年前母親がやってた役を娘さんがやるのとてもいい継承だよね。(アニメじゃないけど。)Ωの沙織しょこたんだったの意味わかんねぇもの。そんでシエナの悲鳴、潘さんがものすごい声出してて、北斗の拳のレイ様の心霊台食らって苦しむ絶叫思い出した。
辰巳が何であんなカッコイイ最強執事なんだよ。このおっさん、沙織には忠義者だけど、アニメでは、一輝には殺されてもしょうがねぇってくらいのことしてるからな。青銅の子たちはみんな辰巳のこと恨んでるぞ。絶対。
そんで音楽が池先生なんだよ! 実は2日前くらいに知って、マジかすげぇ! ってなったんだけど、EDで名前のクレジット出たときは鳥肌たった。ペガサス幻想のアレンジかな、の曲がかかった時はぞくぞくした。曲良かったよー。
星矢VSネロのシーン、ペガサス座の星の形とペガサスが重なり、フェニックス座の星の形とフェニックスが重なって対峙するのとてもきれいだった。
星矢が、姉が誘拐されるのをクローゼットの中で見ていることしかできなかった幼い自分を抱きしめるとこ感動したなぁ。あのシーンすごく良かった。
そして魔鈴さんがねぇちゃんだと思わせるミスリード健在。こっちは知ってるからもうねぇちゃんだとは思ってないけど、初見さん(いるの?)は絶対そう思うよなー。それでいい。
トメック・バギンスキー監督、すごく面白く作ってくれてありがとう。この話は序章なので、是非続編を作って欲しい。